2014年1月31日金曜日

新生児の沐浴介助

 
 
今週から新しい子育て支援の依頼を受け、そのお宅に伺っています。
今日は3回目の訪問。
 
赤ちゃんが産まれ、退院してから2週間の間、お母さんの体が回復するまで
沐浴の介助や、調理などを手伝ってほしいという依頼内容です。
 
今まで赤ちゃんのいるお宅には何度か伺っていますが
こんなに生まれたての赤ちゃんは私にとって初めてでした。
 
今日で生後10日なんていう、まさに赤子と呼ぶにふさわしい小さな命です。
世の中に放り出されて自力では何もできないのに
まだ見えない目で必死にお母さんの顔を見つめ、
口をそばめたり、うっとりした顔をしたり、泣いて必死に訴えたりして
いろいろな感情や意志を一生懸命表現しています。
 
まだ、新米のお母さんはどう声をかけていいのか分からないらしく、
黙って抱っこしたり、おむつを取り替えたりしているので、
時々私が側に行って、名前を呼んだり、かけ声をかけたりしてあやします。
 
きっと声をかけながら接した方がいいとわかってはいても
他人の私がいることで、恥ずかしかったり、新米ママぶりを披露したくないの
かもしれません。
おせっかいおばさんは「もっと声をかけてあげた方がいいんじゃないかな」と
つい口を出してしまいます。
 
新生児の沐浴なんて、何十年ぶりかですが
小さな可愛いプールにお湯をはって、
赤ちゃんをつけるととても気持ちよさそうです。
 
作業自体はママがしますが、私は側でずっと声をかけます。
 
「気持ちいいねえ、おつむを洗いましょうね。大丈夫よ、ビックリしたね~」などと
のべつまくなし話しかけていたので、
ママも『そうかなるほどね』とちょっと思ったみたいです。
 
子育て支援はママ支援。
新米ママさんの体が早く回復するためにお手伝いしますが、
孤立しているこの時期のママさんの話し相手になったり、
分からないことに知恵を貸したり、手助けすることも
大事なママ支援だと思っています。
 
小さな小さな新しい命を、地域で見守り、育てていこうというのが
子育て支援のコンセプトですが、
情報だけはあふれていても、案外、核家族化した都会ではたったひとりで
子育てをいなければならないケースが多いものです。
 
昨日も虐待された2歳の女の子が亡くなるという痛ましいニュースが
流れていましたが、そんなことにならないよう、
周囲が力を貸してあげられればと思います。
 
だって、こんなに小さくても、本当に必死に生きようとしているんですもの。
おとなは全力で守り、育てる義務と責任がありますよね。


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