2015年11月16日月曜日

どうするモラハラな上司

 
世の中、会社の人間関係に悩んでいる方はとても多くて、
とりわけ、直属の上司の言動が耐えられないといったお悩みはよく聴く。
 
上司と部下をいう上下関係にある時、
上位に立っている人間が陥りがちなパターンにはいくつかあって、
いずれも地位を笠に着て、相手を威圧するという言動をする。
 
「誰に向かって言ってんだ!」とか「若造のくせに生意気言うな」みたいに
自分が上司であることを振りかざすのが
パワーハラスメント、いわゆるパワハラ。
 
「こんなことも出来ないなんて、人間としてありえない」とか
「そんなイージーミスをするなら、もう○○なんて辞めちまえ」みたいに
ミスそのものだけを叱責するのではなく、人格を否定するような暴言を吐き、
言葉の暴力で相手を傷つけるのが
モラルハラスメント、いわゆるモラハラ。
 
「だから女は駄目なんだ」とか
「女性は仕事仕事なんて言ってないで、早く結婚した方がいいよ」みたいに
男尊女卑が根本的にあるなと思わせる女性蔑視的発言をする
セクシャルハラスメント、いわゆるセクハラ。
 
他にも今話題のマタニティハラスメント、いわゆるマタハラなどもある。
 
そうしたいずれのハラスメントも直接殴られたり、蹴られたりするわけではないが、
言葉の暴力で相手をおとしめたり、追い詰めたりして優位に立とうとする。
 
その言葉を吐いた当の本人には自覚症状がないことが多く、
相手が傷ついているかもしれないなどということにも
思いが至らない人がほとんどなのが、この人間関係に救いがない点だ。
 
人は高級車を運転したり、トラックを運転したりして、
人より優位に立っている、上から人を見下ろしていると思った時に
人格が変わったように、急に乱暴な運転になったり、
割り込み運転をしたりするのも、同じ心理と言える。
 
自分の人間的価値が上がったわけでもないのに錯覚するのである。
 
上司という立場も同様、
自分より更に上位の人、もしくは横並びの人と接するときとは
明らかに違う心理になって、組み敷こうとする人は
人間的には幼稚な人、子どもっぽい人と言える。
 
そこを理解した上で
そういう上司とどう向き合うか。
 
方法はいくつかあると思うが、
どうするかを選択するのはご自分自身だし、個々に違うのは言うまでもない。
 
一言言えるのは
そんな輩に自分がつぶされないよう、
どう我が身を守るのか、
その目的をかなえるために、自分に合った対処法はどういものか
それをカウンセリングなどの助言やアドバイスを活用してもいいから
とにかく自分で導き出し、実行することが大切だ。

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