人はひとりでは生きていけません。
でも、人とうまくやっていくのは案外難しいことです。
周囲の人とのコミュニケーションがうまくとれないことで悩んでいる方は大勢います。
生理的に苦手な人、
話が合わない人、
価値感がまったく違う人など、
その人と何を話したらいいのか、どう話したらいいのか分からない相手と
コミュニケーションをとるのはストレスですよね。
そういう相手と話さないでいいのなら、話さないでいる、
もしくは距離をおくのが、方法としては一番いいのかもしれません。
しかし、どうしてもその人とコミュニケーションをとらなければならない時、
あなたならどうしますか。
カウンセリングをしていて何度となくお伝えするのは、
相手を変えるのはとても難しいことですよということ。
相手を変えるために使うエネルギーは莫大ですし、
変えられない可能性の方が高いの現実です。
となると、方法はひとつ。
自分が変わるしかないのです。
「自分が変わる」
簡単にいうけど、何十年もかかって培ってきた自分の価値感、
考え方や感じ方、コミュニケーションのとり方など、
いずれをとっても変えるのは至難の技です。
しかし、「目からウロコ」という言葉がありますが、
何かがきっかけになって、こだわりを捨てたり、
意識を変えたり、勇気を持つことで、変化をもたらせることは出来るのです。
それを助けるのに「認知行動療法」はなかなか役に立つと思います。
認知行動療法は自分の感じ方や考え方を先ず、外に出し、言葉にすることで、
客観視するところから始まります。
いつものパターン、ド壺にはまる行動様式を見つけられたら、しめたものです!
自分ひとりでは客観視するのが難しいことも、
カウンセラーと共に
セッション中の会話やアセスメントシートにご自身が書いた言葉から、
「変える」ポイントをさがします。
それを行動に移すのはあなた自身です。
カウンセラーは側で寄りそい、そっと背中を押す役目をします。
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